Amazon・楽天など我が家もヘビーユーザーです。急ぐ必要のないものはネットで購入した方が安いことが多いし、家に届けてくれます。ネットショップのモールを運営している企業が巨大化していることからも多くの利用者を集めている証拠。利用時の会計処理について書いてみました。ご参考まで。
領収書どうする?
ネットで商品を購入した場合、領収書をわざわざ書面でもらっている方はいないでしょう。サイト内で領収書印刷機能が備わっているモールであればそちらをプリントアウトして証拠資料にして頂いて結構です。
私がよく利用するAmazonは注文履歴の右上に『領収書等』を表示する機能があり、『請求書をリクエスト』『領収書/購入明細書』の印刷画面に飛べます。発行者、注文日、商品名、請求先が記載されているので内容的に問題ありません。
領収書印刷機能が備わっていない買い物の場合でも、取引をした時のメール、購入時の画面をプリンアウトして下さい。そちらが領収書代わりになります。以前の記事でも紹介しましたが、払ったことの証明ができれば良く、正式な領収書でなければ認められない、というものではありません。
https://tokunagazeirishi.com/please-receipt/
クレジットカード払い
ネットショッピング支払手段として最も多いのがクレジットカード。私自身も代引き、銀行振込は利用してません。現金を用意するのも、別途振込手続するのも面倒だからです。ビジネス専用カードを用意すればプライベート費用を除外する手間も省けて便利です。ただ、クレジットカード利用で注意したいのが経費の二重計上。意図的に起きるものではなく、ほとんどがミスによるものです。
どのようにして二重計上がなされるのか?
→→→証拠資料として保管している領収書や取引内容記載のメール以外に金額記載されたものとしてカード会社発行のカード明細があります。この両方を帳簿に入力してしまうと二重計上になってしまいます。
防止策としてはどちか一方のみ毎回計上するルールを作る、です。例えば領収書からのみ計上してカード明細は補助的な資料として保管、など。カード明細はお店の名前しか載っていないので購入商品が分からない為『領収書のみ計上する』が会計事務所で記帳代行する場合は多いのではないかと。
電子マネーも同じ
クレジットカードと同じことが最近普及している電子マネー(PayPayなど)にも言えます。領収書と利用明細のどちらからも入力してしまうと二重計上になる。こちらもルールを決めて運用しましょう。
今まで現金決済(現金派)の方が日本は多かったと思います。領収書を無くしてしまうと証拠が無くなり経費計上を忘れる、断念するなどしていたかもしれません…。しかし、クレジットカードや電子マネーは記録が残ります。一定期間はサイトにアクセスすればデータ取り出し可能です。節税の基本は経費計上できるものは漏れなく計上する、です。苦い記憶がある方はキャッシュレスを検討してみては如何でしょうか。
また、カード支払情報と会計ソフトが連動して自動仕訳してくれる機能も出現してます。世の中は常に進化していますね。時代に抗って現金派を貫くのもいいんですが、笑…時間がいくらあっても足りない!という経営者さんが多いと思います。進化の恩恵は積極的に受けたほうが良いでしょう。
おわりに
進化の恩恵は積極的に!と言いつつ私はスマホデビューがかなり遅かったです。スマートフォン市場開花期は2006年~2010年らしいのでちょうど会計事務所勤務し始めたぐらいの時期。確かにこの時期友人達はどんどんスマホに変えてました。
学生時代は父が某大手通信会社の勤務であった為、商品モニターとして誰も持っていない段階でポケベル、PHSを所持し最新の通信手段を享受しながら便利な世の中になっていくんだな~と身を持って体験しました。PHSで長電話した時にはこっぴどく叱られましたけど…。当時めちゃくちゃ高い通話料でした。
しかし、税理士受験生という暗黒時代がスマホデビューを遅らせる原因に。便利なことは重々承知していて、羨ましいと思いながらもネットやSNSに時間を奪われることを恐れたためです。あれば間違いなく流される性格ですから誘惑を基から断ち切るしかありません。「LINE教えて」→「俺ガラケーだから」→「えっまだガラケー??」を何度となく繰り返し、笑。
今は時代の進化に大きく離されてはいけない、と思っています。個人事業をしているので時代から取り残されると淘汰される、という危機感があるからかもしれません。一方で、身軽で何でもすぐチャレンジできることが大規模事務所にはない個人事業主の強み、とも考えてます。お金が許す限り積極的にチャレンジしようかと。
本日はここまで、次回も宜しくお願いします!
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