神改正との声が多い税制改正が2024年にありました。そう新NISA制度です。メディア・雑誌などでも取り上げられ市場は盛り上がっているようです。株式投資に係る税金はどうなっているのでしょうか？記事にしてみました。ご参考まで。
非課税制度の概要
制度を理解している方は飛ばして頂いて構いません。イマイチという方向けて少しだけ。皆さんの中には勘違いしている方がいます。収入があったら（儲かったら）税金が取られる、と思っている方はいませんか？
多くの場合その通りなのですが今回取り上げる株式投資については少し特殊です。NISA制度は非課税制度なので儲かっても税金が掛かりません。それは売却益であっても配当であってもです。いずれも非課税という大変お得な制度なのです。
よって、多くの専門家が勧めています。各種メディアを見て今年から始めよう（始めたい）！と思っている人も多いかと。皆さんの関心が高いから、連日雑誌などで取り上げられるのでしょう。
通常だったらどうなるの？
お得と言ってもね…面倒な割には大したことないんでしょ、と言う方に向けて少し。
NISA制度を利用せずに株式投資をした場合どうなるでしょうか？結論としては「儲かれば税金を取られます」。その割合は復興特別所得税を含めると20.315％。復興特別所得税が無ければ所得税15％、住民税5％の合計20％となります。※復興特別所得税は2037年まで。
つまり、本来８割の手取りになるところ制度利用により満額を入手できる。→NISAってお得と感じて頂けたのではないでしょうか。ただ、注意点があります。「損失が出てしまった」場合です。NISA口座は非課税口座なので損失が出ても将来に繰り越したり、他の証券口座の儲け（配当や売却益）と相殺することができません。
誰も正確な将来予測はできません。…が、値下がりしなそうな商品を選ぶのがとても重要。積立投資の内、NISA対象となっている商品は政府が比較的安全と認めたもの。参考になると思ってます。
おわりに
将来予測不可能という話をしました。SNSであたかも自分は未来予測ができる！必ず儲かる必勝法を授ける！などと喧伝している人を見かけますが、、、詐欺なのでだまされないでくださいね。
歴史を振り返っても超優秀な頭脳を持つ投資銀行ファンドマネージャー（プロ）でさえ将来予測できてません。将来予測可能なら、これまでの大暴落を回避できたはず。1930年世界恐慌、1987年ブラックマンデー、2008年リーマンショックいずれもノーダメージで切り抜けられた投資の神様はいたでしょうか？仮に神様がいるとして、、、SNSで喧伝している彼らがそうでしょうか？私はとても信じることができません。
皆さんはどのように思われますか？特定の人物を信用して投資するのは自由、しかし投資はどこまで行っても自己責任の世界。当該特定人物が損失に係る責任を取ってくれるわけではないことに留意しましょう。
個人的にはNISA口座では値動きが激しい（ギャンブル性が高い）ものは避けた方が良いのではないかという結論です。「インデックスファンド」と検索して自己の証券口座で購入可能な人気上位のものを選んでもらえれば良いかな～と。
インデックスファンドへの長期保有目的投資をすればめったに損失を被ることがないのは過去データで証明済み。利益を手堅く出しつつ20.315％税制優遇をご活用ください！と家族・親族にもおススメしてます。…とは言うものの、絶対NISA始めましょう！と言いたいわけではありません。何度も言いますが、投資はあくまで自己責任であり元本を保証するものではありません。慎重に検討してくださいね。
今日はここまで、また次回も宜しくお願いします！
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