過去最高額を更新!みんなやっている?

税金

8月3日の日経新聞ニュースを見ていたら2020年の寄付額が過去最高を記録したようですね。皆さんの関心が高まっているだろうと思い記事にします。ご参考まで。

どれぐらい普及している?

日経新聞の記事では利用者は10人に1人の利用と書いてありました。わずか10%なので「みんなやっている」とは言い難い状況です。ただ寄付額が伸びているのは事実ですから、その原因を考えてみると①今までもっと少ない割合だった②同じ人が寄付額を増やしている(所得が上がっている)のどちらかor両方という事になるでしょう。私は「両方」ではないかと推測します。

①は返礼品が話題になり始め徐々に利用者を増やしているものの現状10人に1人しか利用していないという結果です。お得ですよ~と様々なところで言われていますよね。…が知っていても行動に移せる人は少ないようです。忙しい・面倒などが理由でしょう。厳しいことを言うようですが「知っているだけ」では税金は減りません。かなりコスパは良い方だと思います。利用した方が良いです。

②についてです。富裕層にとって唯一と言っていい制度かもしれません。稼いでいる人ほど恩恵を受けることができるのがふるさと納税。所得が大きいほど寄付金上限額が上がるので昨年より所得が増えると寄付額を増やすという動機に繋がります。日本においては1億総中流社会は崩壊し、富める者は益々富んでいます。同一人物が寄付額を増やしているという側面もあろうかと。

皆さんも始めてみてはいかがでしょうか?

お得だ・お得だ言われても実は内容よく知らないし…という方の為にシンプルに書きます。2000円は純粋な寄付となります。2000円を超える部分が所得税や住民税納付の際に差し引かれます。「えっ。2000円損してるじゃん」と思うかもしれませんが、返戻品があるんです。

この返戻品の価値が2000円を超えると実質的には皆さんの利益ですよね?という仕組み。寄付金限度額が大きい人(所得が多い人)ほど恩恵も大きくなります。限度額計算の方法は知らなくても大丈夫。ふるさと納税のサイトに自分の所得情報を入力すればおおよその限度額を算定してくれます。

※あくまで予測ベースになるので所得が毎年大きく変動する方(主に個人事業主)は前年度の数値では正確な金額が出ません。年内に一旦会計数値を集計して当年度の概算を把握する必要あり。

イメージを掴んでもらったら好みの返礼品がある自治体への寄付を試みてください。返礼品を「利益」として捉えるのであれば浪費になるようなものはおススメしません。生活費として普段支出するものにしてください。それが結果的に家計の現金支出を減らすことになり、真の節約と言えるでしょう。

勝手に差引かれるわけでない

時間がない・面倒だと感じるのはここに原因があるかと。基本的には確定申告する必要があります。ただ、複雑な手続きではありません。一度やってしまえば翌年以降は抵抗感なく行えるはずです。電子申告を利用するなら指示に従って入力するだけなのでもっと簡単で、基礎情報さえ入力すれば数字が申告書に反映されます。

参考までに紙ベースの記載を下記に。

以上です。どうですか?簡単ですよね。会社員の方は自治体5ヵ所までは「ワンストップ特例制度」を利用すれば確定申告する必要はありません。代わりに寄付先自治体への申請書の提出が必要になります。これが面倒という方も…。控除証明書の枚数が多い会社員(高所得者)は確定申告してしまった方が手間が掛からないです。確定申告はまとめて記載することが可能なので。

また、電子申告の場合は寄付金証明書の提出を省略できます。手元に保管する義務はありますので経費の領収書などと共にしっかり保管しておきましょう。ご存知の方も多いはずですが電子申告をすれば青色申告特別控除が10万円多くなります。

※マイナンバーカードなどの準備が必要。

おわりに

知っているだけではダメだ!などと偉そうなことを言いました。…が、私自身ふるさと納税を始めたのは独立して個人事業主になってから。典型的な知っていても行動に移さない人でした。面倒だったんです。自己啓発本の著者さんに怒られそうですね、笑。

個人事業主になる必要はありませんが、時間をコントロールできると面倒と感じなくなり自然に優先順位(コスパ)を考えることができるようになると思いますよ。過去の私と同じ状況の方がいるならば、現在の状況を見直してみてください。

コロナ禍は歓迎できませんが、リモートワークが進み働き方に自由度が増しています。恵まれた状況になりましたね~。これが3年前だったら独立しなくても(転職でも)私のニーズをある程度満たしていたかもしれません。失敗したかな、笑。ただ、リスクとリターンはセットであり後悔はありません。高リターン(稼ぐ力)を得たいなら事業所得o法人経営者の道に行くのが近道です。

既に経営者さんである皆さんには関係のない話になりましたね。失礼しました。ただし、経営者の皆さんは既に「ふるさと納税」を活用しているのではないでしょうか?私の感覚ですと90%超えていると思います。今日のテーマはもう大丈夫だよという経営者さんが多いはずなので心配していません。

会社員の皆さんにもメリットを享受して欲しいと考えました。その為にはゆとりを持てる環境に自分を置く必要がある。「時間がない」は、おそらく言い訳で1時間もあれば手続きは終わります。重要なのは「気持ち」の方でしょう。もし現状、自由度が足りないと感じるならば環境を変えることをおススメします。

今日はここまで、また次回も宜しくお願いします!

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